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「シェアできる」という成長

先日、ゴードンミラーのキャラバンイベントとオフ会に参加した。

キャラバンイベントの開催地は、熊本県阿蘇から大分県の九重。

キャラバンでは、ゴードンミラーの車たちが一斉に目的地に向かって

並んで巡行する。

朝9時に約20台のゴードンミラーが阿蘇の大観峰に集合して、

目的地の大分県の九重にある長者原レストハウスを目指す。

天気は大晴れ。あたり一面は、青空と繋がる大自然。

心地よい空気感の中、地球の始まりのような壮大な風景の中を20台も

同じ車で走る時間は今までのイベントにはない時間だった。

キャラバンも11時ごろに終わり、16時からは大分県の別の場所でオフ会。

それまでは自由時間だ。

さぁ、お昼ご飯は何食べよう?

僕たちは、お友達のオーナーさん数組で「鳴門うどん 別府店」を目指した。

鳴門うどんにした理由は、イベントの前々日にテレビで秘密のケンミンショー大分県民特集があっていて

鳴門うどんが出てきたからだ。

現地に着いて、少し待つくらいでお店に入れた。

大分県民のソウルフードの鳴門うどんの

魅力の一つは、うどん3玉まで無料というところだ。

物価高騰の今、こんなことがあっていいのか。

何か申し訳にないが、じゃ遠慮なく3玉で。

いいや、今はそんなあの頃の胃袋ではない。

それに、ここは「ステーキ丼が人気らしい。」という事前情報が入っている。

ステーキ丼、気になるじゃないか。

でも、うどん屋に来てステーキ丼だけという選択肢はない。

まずはうどんだ。でも、ここは大分。

今、県民おすすめであるこのステーキ丼を食べなければ

次はいつになるか分からない。

おっ!うどんとステーキ丼のセットがあるじゃないか。

うどんも食べたい。ステーキ丼も食べたい。

胃袋の具合は大丈夫か?

只今、12時過ぎ。あと4時間後にはバーベキューだ。

いくら腹が減っているからといって、うどんはともかく、

バーベキュー前にステーキ丼を頼むなんて、ほんとにそれでいいのか?

でも、食べたいスイッチはすでに店に入る前から押され、発動している。

脳内コンピュータの中には、「ステーキ丼」としか表示されていない。

うどんは?どうする?

しかし、この問題を解決方法がある。

「シェア」することだ。

こんな時に夫婦で食事にくると良い。

鳴門うどんは、うどん3玉まで無料だ。

うどんの玉を増やしたセットを頼めば、1人前の注文で

2人で分け合えて、無理に食べ過ぎることなく

ステーキ丼とうどんが両方が食べられる。

これだ!これしかない!やったぞ!鳴門うどん万歳だ!

若かりし頃の僕ならば、シェアをするという概念はなかった。

少しずついろんなものを分け合うという

考えはバイキング以外ではなかった。

「ハンバーグあげるからステーキと交換して」

この感じが嫌だった。

そう言われても、俺はステーキを堪能したいから、ステーキを注文したんだ。

ハンバーグまで食べたかったら、ステーキ&ハンバーグセットを

頼めばいいじゃないか。

食べてる途中にそれも食べたくなったから。

そんなのは言い訳にならないし、こっちは注文時点からステーキを

しっかり食べると決めているんだ。

俺は6キレあるうちの6キレを心ゆくまで堪能したい。

なのに今日はそんなに食べたくもないハンバーグのために、

2キレあげて、4キレしか食べれないなんて嫌だ。

ハンバーグも食べれるから、お得じゃないか?

そんな問題じゃないんだ。

ステーキでお腹いっぱいを満たしたいんだ。

そんな時代もあったねと、いつか話せる日がくるわ。

そう、僕は大人になった。

今回のケースとは少し違うかもしれないが、

若かりし時は、自分が食べたいと思ったものは、それだけをお腹いっぱい

食べたいという気持ちだった。

しかし、どうだろう。いつの間にかシェアができるようになった。

これはあきさんの影響だろう。

あとは年齢的なものや経験値からの余裕と成長、胃袋の具合もあるだろう。

結局、とり天ぶっかけうどんとステーキ丼のセットをあきさんと

2人でシェアするということになった。

通常ならば、ここは肉ごぼう天うどんでいきたいところだが、

ここは大分。やっぱりとり天だろう。ということに。

僕たちはうどんを1.5玉にしてシェアしたが、ちょうどよかった。

うまい!麺がもちもちとしてコシがある感じが絶妙で

福岡のうどんとはまた違う感じでよかった。

麺だけで言えば、資さんうどんの麺よりも鳴門うどんの方が僕の好みだ。

とり天も天ぷらというよりも唐揚げに近い感じでサクサクだ。

大根おろしのさっぱり感も良い。

さすが大分県のソウルフード。

鳴門うどんはおすすめだ。

ステーキ丼も肉が柔らかくてタレも濃く、美味しかった。

メシの選択に成功すると、旅の満足感が高い。

ごちそうさまでした。