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焼きメシはチャーハンなのか?

突然ですが、「チャーハンと焼飯(やきめし)の違いって何?」

と聞かれて、どう答えますか?

僕なら、炒める飯として「お店で作るのがチャーハンで、家で作るのが焼飯」

と答える。

では、チャーハンと焼飯は具体的に何が違うのか?

まずは使用する基本の道具としては、

お店の場合は、中華鍋。

家の場合は、フライパン。

となる。

あと違う点と言えば、火力だ。

お店と家のガスの火力は全然違う。

火力が違えば、ご飯への熱の入り方も変わるから味が違ってくる。

ご飯のパラパラ感が違う。

では「家でチャーハンを作ろう。」っとなった時は、どうなるのか?

よし、家でチャーハンを作ろう!

はい。できました!食べてみる。あれ?やっぱりこれは、焼飯では?

いいえ、家でも中華鍋を使っているし、チャーハンの作り方をしたから立派なチャーハンです。

となるのだろうか。

チャーハンは、漢字で「炒飯」と書く。

つまり、炒める飯なのだ。焼飯は焼いて作るから焼飯となる。

チャーハンの作り方は、油を引いて、あらかじめに

溶いた卵を先に入れて後からご飯を入れる。そして具材を入れて炒める。

この工程をフライパンでやった場合は、それは焼飯になると思う。

でも中華鍋で作れば、チャーハンじゃないか。ってなる。

自宅で中華鍋を作ったこのチャーハン、この前フライパンで作った焼飯と同じ感じだよ・・・・。

って言われそう。

家で作った場合、チャーハンか焼飯かは、その人の気持ち次第なのだ。

そう。チャーハンと言ってしまえば、チャーハンなんだ。

結局のところは、その定義は曖昧だ。

はっきりしていることは、お店で作るものはチャーハンだ。

それはチャーハンとして出しているから。

でもお店の大将が「これは焼飯です。」と言えばそれは焼飯になるのだ。

もうややこしいな。

以前、観たテレビ番組で、こんなことを言っていた。

日本という読み方には2つあり、ニッポンとニホンがある。

ニッポンという時もあれば、ニホンという時もある。

ワールドカップでサッカーで応援する時、「ニッポン!ニッポン!」だ。

日本人は、「ニホンジン」って言う。

それは、なんとなくのその場のニュアンスや言葉の音の響きに合わせて使い分ける。

そう、そのあたりは曖昧でどちらでもいいのだ。これという定義はない。

チャーハンと焼飯もそれに近い感じで、

その人がそう思えば、それはそういうことなのだ。

きっと、お店で作る「炒め飯」と家で作る「炒める飯」を

使い分けるために「焼飯」と呼んだのだろう。それはチャーハンに対する謙遜なのだろう。

自宅で作るこれをチャーハンと呼ぶのはお店の人に失礼だ。

家で作ってもご飯パラパラじゃないし。

なんか、ご飯がぐちゃぐちゃしたから、焼き付けよう。

えーい。焼いて焼いて、焼飯にしてしまえ!そんなノリかもしれない。

そんな焼飯あるあるの話は他にあるけど、日を改めよう。

ただここまで話してモヤモヤするので、

結論、「チャーハンはご飯を炒めて作る中華料理で、焼飯はご飯を焼いて作る日本食」と

いうことにしておこう。

あっ、なんかうまくまとまったかもしれない。

今日は、ここまで。

どっちでもいい話に付き合ってもらって、なんかすみませんでした。

今日はチャーハンでもどうですか?

ちなみに写真のものは、あきさんが作ってくれた焼飯です。

コロッケ付きです😄