お知らせ
納豆はどのくらいかき混ぜる?
僕は納豆が好きである。
皆さんはどんな納豆の食べ方が好きですか?
僕は、ごま油と塩と醤油を少々、そこにネギと卵を入れてかき混ぜる食べ方が好きだ。
納豆に合わせるご飯は、冷やご飯の方がいい。
冷やご飯といっても冷たいご飯ではない。
コンビニのおにぎりくらいの感じ。冷めたごはん。
常温ごはんいった方がいいか。
もちろん、熱々の炊き立てごはんも美味しいが、納豆に関して言えば、
冷めた常温ごはんに合わせる方がしっくりくる。
高校生の時から常温ごはんで納豆を食べていたこともあり、
食べ慣れているのもあるかもしれないが、なんというか、寿司に近い感覚だ。
寿司は熱々のご飯と一緒にネタを握らない。
炊き立てを冷ましてから、酢飯とネタを握る。
冷蔵庫から取り出してすぐ食べる納豆には、なんとなくだが冷めたご飯がいいのかな?
といっても、常温ごはんにそんなに執着があるわけではないが。
納豆の食べ方といえば、美食家の北大路魯山人の話が有名だ。
納豆はかき混ぜれば、かき混ぜるほど美味くなる。
「400回以上かき混ぜた方が美味しい」というが、
果たしてそうなのか?
2度ほどやってみたことがある。
とにかく混ぜて混ぜて400回ほど混ぜて食べたが、
正直よく分からなかった。
美味しかったからまたやろう。という感じでもない。
僕個人としては、ほどほどにかき混ぜた方がいい。
あれは思うに、かき混ぜるほどに「納豆の味を自分が育てている」と
錯覚するのではないだろうか?
かき混ぜているうちに頭の中で美味しくなっていることを想像する。
時間が経つほどに、期待が膨らむ。
時間をかけた方が愛着が湧く。
例えば、自分で釣った魚とスーパーで買った魚は、前者の方が美味しい。
たくさん歩いた後、運動した後のビールの方がうまい。
ディズニーランドは、期待感を高めるために、入場口までわざと歩くように距離を置いている。
時間がかかる、時間をかけるというのは、そういう効果がある。
そんな感じと同じではないか。
あと、美食家としてのブランディングも若干入っている気がする。
あの美食家魯山人が言ったから。といえば、うまく感じる。
人は、思い込みでコントロールされるものだ。
以前、テレビでこんなことがあった。
有名高級料理店で小学生が作った料理を出すと、お客さんはうまいというのか?
という実験だ。高級店の格式ある空間の中、料理長から料理の作り方を教わった
小学生が作った日本料理が運ばれる。
お客さんは、なんとなく首を傾げながらも、美味しいと言って食べていた。
人は雰囲気に飲まれるものだ。
もしかすると、かき混ぜるほどに旨み成分のグルタミン酸が出ていることが
化学的に実証されているかもしれないが、僕は30回くらいで十分かな。
ちなみに、あきさんは5回くらいだそうです。
ちなみに、かき混ぜる数は関係なく、間違いなく美味しいのは、
YUZUGOを入れることだ。
魯山人にもYUZUGOを食べてもらいたい。
「これでいいやん」って言いながら
400回かき混ぜるのをやめると思う。
