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お知らせ

無意識の感覚に答えが見つかった瞬間。

先日、福岡県うきは市に日帰りで遊びに行った。

うきは市は、福岡県の南部に位置する自然豊かなモノづくりの町だ。

福岡県南部エリアのことを筑後地方と呼ぶ。

福岡県は、エリアを大きく分けると北九州地方、豊前地方、筑豊地方、福岡地方、筑後地方・・・

があり、それぞれの方面をこう呼んでいる。

筑後地方は全体的な印象でいくと豊かな自然とモノづくりが息づいた職人の町だ。

筑後川(ちくごがわ)や耳納連山(みのうれんざん)という自然の恩恵を受けて、町ができた背景がある。

筑後川の近くは、水が綺麗なので酒蔵が多い。木材業も盛んで、その流れで家具の町、大川が生まれた。

うきは市は、フルーツの町として有名でワインづくりやスイーツショップもたくさんある。

八女市は、お茶の町として世界的にも知られている。

久留米市名産の久留米絣(織物)や久留米といえば、ブリヂストンや月星シューズの本社がある。

まぁ、とにかくモノづくりの町なのだ。

もちろん、自然も豊かだから、美味しい食材も豊富で料理も美味しい。

焼き鳥や豚骨ラーメンのB級グルメは筑後発祥である。

そんな筑後地方にあるうきは市で、今回はモノづくりに触れてきた。

うきは市にある「日月窯(にちげつがま)」に行った。

店内にはいろんな器があり、一つ一つを見ていたら、すごく気になる器を見つけた。

器の出会いは、理屈ではなく無意識だ。

「なんか、これがいい」と思う瞬間。その分からないけど「なんか」という感覚は、

無意識の中に存在する。僕の「なんか、いい」が発動した瞬間だ。

色々見てもやっぱり、その器が気になる・・・・

そうして、その器をじっと見ていたら、お店の方が話しかけてくれた。

「その器は、レールキッチンチクゴの肉料理で使われているお皿なんですよ。」と。

あー!その時、僕の中にあるこの「なんかいい」という感覚の答えが見つかった。

レールキッチンチクゴとは、福岡に本社を置く西日本鉄道が運営する「地域を味わう旅列車」だ。

電車に乗って、筑後の食材を使った美味しい料理を食べて筑後の風景を眺めながら、

筑後と福岡を往復する。(プランにより異なるので、気になる方は、ホームページをご覧ください)

春夏秋冬と季節ごとにメニューを変えるので、いろんな旬の味覚が楽しめるのが魅力だ。

そのレールキッチンチクゴのホームページの企画・デザイン・コピーは僕が担当している。

2024年にホームページをリニューアルしてから、僕が担当している。

それで、その器が気になっていた理由がわかった。

レールキッチンチクゴのホームページのデザインをしている時に、

「この器いいなぁ」と思っていたのが、日月窯の器だったのだ。

それで思い出した!あっ、日月窯(にちげつがま)!

そうか!だからずっと、その器のことが、なんとなく気になっていたんだ。と気づいた。

無意識だった。

その器は、もちろん購入した。勝手に何かの縁を感じた。

モノとの出会いはそういうものかもしれない。