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冷蔵庫が広めた日本料理

海に囲まれた日本は、魚がうまい。

しかし、魚を食べる量が減ってきているらしい。それとも魚の量が減ったのか・・

日本には、豊洲市場がある。魚の取り扱う金額が年間で3500億を超える世界一の市場だ。

魚の目利きも良く、品質も世界一だろう。

そんな世界一の魚大国、日本に住む日本人が魚を食べる機会を減らしている。

我が家も、そうかもしれない。以前はもっと家で魚を食べていたような気がするが・・・

釣りに行く機会が減った理由もあると思うが。

刺身は、魚大国日本が生んだ究極の魚料理だ。

生の魚を醤油につけて食べるというシンプルさ。

海外の料理は足し算だけど、日本の料理は引き算。

日本人の美学は、引くことにある。引いて引いて、シンプルに素材の味を楽しむ。

寿司や天ぷらもそうだ。

刺身の原型は鎌倉時代から。でも漁師の間で食べるいわゆる漁師めし。

生の魚をお酢につけた「なます」という食べ方で食べていたそうだ。

普及したのは、醤油ができた室町時代。しかし、醤油は高級品だったから、

身分の高い人しか食べることができなかったそうだ。

それから、庶民に普及したのが江戸の末期。東京湾で獲れた魚が、現在の日本橋に

集まっていた。以前はそこを魚河岸(うおがし)と呼んでいた。

江戸前寿司ができたのも、その頃だ。庶民の食べ物として屋台で食べることができた。

しかし、そこに足を運ばないと食べることはできなかった。

だから現在のように、家でもどこに行っても刺身が食べることができるようになったのは、

昭和50年頃からだ。それは、冷凍・冷蔵庫の普及の影響だ。

冷凍技術も上がり、冷蔵庫が普及したことにより、いつでも新鮮なお魚・刺身が食べられるようになった。

冷蔵庫は、昭和の三種の神器のひとつだが、まさに神だ。

冷凍・冷蔵庫がなければ、YUZUGOもなかった。

いつでも香りが高く、色が変わらず、新鮮な状態で保存できるのは、冷凍庫があるからだ。

素材の味、食感、旬をそのまま楽しむ刺身とYUZUGO。相性抜群です。

ちなみに写真の刺身は、居酒屋のお刺身です。ここにYUZUGOがあればと思いながら食べてます。