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黒の茶碗蒸し


いつからか、我が家の定番メニューのひとつに「黒の茶碗蒸し」ができた。

黒は海苔である。

海苔の風味が食欲をそそる。これがクセになる。

刻んだ焼き海苔を出汁に溶かしたあん。あんにはトロミをつけている。

あんが黒いので、黒の茶碗蒸しと言っている。

市販の茶碗蒸しに、海苔のあんをかけてもいいと思う。

どこかの居酒屋の〆の定番になってもいいくらい、おすすめです。

他にも黒といえば、イカ墨パスタがある。

初めて食べたのは25歳くらいの時だった。

もう今はないが、福岡市の薬院にバル難波船(なんぱせん)という酒場があった。

そこで初めて食べた。当時働いていた会社の社長が連れて行ってくれた。

「黒いって何?なんか見た目そんなにうまそうじゃないし。」と思っていたが、

見た目とは裏腹にイカの風味がきいて美味かったことに驚いた。

イカスミパスタは、その店のマスターが考えたものかと思っていたが、

イタリアのヴェネチア生まれの地元発祥パスタだった。

25歳くらいの時はいろんなパスタに触れるのが新鮮だった。

僕の小さい頃はまだスパゲッティのミートソースだった。

パスタという単語とパスタという食べ物にまともに触れたのは、

20代前半だ。その時はカルボナーラが流行った。

あとはペペロンチーノ。というかそれくらいしか、知らなかった。

ピエトロやジョリーパスタでは、ほぼカルボナーラばかり食べていた記憶がある。

カルボナーラが有名という地元の店にも行ったのも20代。

全国的にも有名な「らるきぃ」のぺぺたまも、20代後半に初めて食べた。

とにかく最初は覚えやすい名前のメニューが愛されやすいというものだ。

ボンゴレビアンコやボロネーゼとか、メニューを見ないで言えるようになったのは

最近ではないか?(気がつけば選択肢に入っていた)

今はパスタの種類がいろいろある。ありすぎる。

日本のアレンジものも増えて、迷いすぎるくらいだ。

あれ?気がつけば、パスタの話が長くなってる。

今日は黒茶碗蒸しの話だった。パスタの話はまた別で。

黒茶碗蒸し、ぜひお試しください。