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焼き鳥の王国「福岡」で【推し串】を探す楽しみ

行き着くところ、鶏肉が一番好きだ。

肉の中で何が一番好き?と聞かれた時に、迷うところではあるが、

ただトータルで考えた場合に、やっぱり鶏肉だろう。

そこには、焼き鳥の存在が大きい。

今日は焼き鳥の話だ。

飲みに行く時、僕は焼き鳥屋の回数が多い。

福岡県は焼き鳥屋が多いのだ。

ネット情報だが、福岡市内の焼き鳥屋は約520軒。

21都市の中で全国1位だ。

これは、福岡市内の話であって、福岡県全体で言えばもちろんもっと多い。

店舗総数は、約1450軒。

東京都に次いで、全国2位の数だ。

これは数の話であるので、そもそも福岡県よりも人口が多い東京都の方が多いのは分かる。

ただ、人口10万人あたりで計算すると約27軒になるらしく、

土地や人口密度に対しての焼き鳥屋の数は間違いなく福岡が全国1位になるのだ。

B級グルメ発祥の街として知られる福岡県の南部、久留米市は焼き鳥の街とも言われている。

なぜ、久留米で焼き鳥屋が栄えたのかは話が長くなのでまたにしよう。

福岡市はとにかく焼き鳥屋が多い。もしかするとラーメン屋より多いのでは?

と思うくらいだ。実際はラーメン屋の方が多い。

ネットで調べだが、福岡県全体ではラーメン屋は約1700軒あるらしい。

えっ?でも焼き鳥屋は1450軒だから、そこまで大差はないのか・・・

やっぱ焼き鳥屋多いな。

九州全体の話だが、みんなよく鶏肉を食べる。

九州はどこに行っても鶏がうまい!

福岡には博多地鶏というブランドがあるが、

福岡の人もとにかく鶏肉消費量が高いのだ。

水炊きが名物になるのも納得だ。

これはよく言われる話だが、福岡の焼き鳥と言えば、豚バラ。

「鳥じゃないやん。」ってツッコマれるが、豚バラの串焼きも焼き鳥という。

昭和から続くお店(昔の焼き鳥屋スタイル)だと、串と一緒にキャベツが出てくる。

キャベツのタレをかけて、串焼きの箸休め的な感じでキャベツを食べるのが博多スタイルだ。

あとは、鶏皮のグルグル巻きも有名だ。

これは、鶏の皮を串にグルグルネジネジと巻いて、こんがりとじっくり焼き上げる。

「タレをつけては焼いて、タレをつけては焼いて」の繰り返し。

結構な手間がかかっているのだ。

鶏皮を名物としているお店に行けば、カウンター奥のキッチンに、

グルグル巻きにされた鶏皮が山積みに置いてある。

注文が入ったら次々に焼いていくのだ。

この「ぐるぐるのとり皮焼き鳥」の発祥が、焼き鳥権兵衛だ。

福岡市中央区大名という場所にある。

この店から始まり今では、「かわ屋」「とりかわ大臣」など、とり皮名物のお店が

あるので福岡に来られた際はぜひ行かれると良い。

さっき福岡市中央区大名という地名を挙げたが、

このエリア一帯が焼き鳥屋の宝庫なのだ。

先日、僕が行った焼き鳥「大名へて」は名店だ。

ぐるぐるのとり皮が食べられる「博多かわっこ」もある。

昭和の渋い店の雰囲気の「やきとり赤兵衛」は昔ながらの焼き鳥だ。

そして、このエリアの隣にある今泉エリアには、

全国的にも有名になってる「焼き鳥八兵衛」がある。

八兵衛と言えば、「えんどう豆の串揚げ」は食べたほうが良い。

他にもピンポイント情報にはなるが、

豚バラとつくねで言えば、僕は春吉にある「笑伝」の串が好きだ。

雲仙ポークの豚バラは脂に甘味があってうまい!

この店は雲仙ハムもある。

博多エリアでいくと、焼き鳥「稲田」の地鶏のもも肉の串とぼんじりがうまい!

熊本県天草のブランド鶏、天草大王の串はどれもおすすめだ。

西中洲というエリアにある「藤よし」は昭和感たっぷりの老舗で、ここの焼き鳥は

カラシをつけて食べる。この店は屋台からスタートして、

一説では、カウンターで焼いて提供するという今の焼き鳥屋スタイルの発祥の店と言われている。

とにかく博多には美味しい焼き鳥がたくさんある。

福岡にお越しの際は焼き鳥屋巡りをしても面白いと思う。

自分だけの「推し串」を探すのも福岡の楽しみ方だ。