お知らせ
ふろふき大根とピーマン味噌
10月も半ばというのに九州は暑い。
Tシャツで過ごせるなんて。
もうアパレル業界も戸惑っているだろう。
中間服が売りづらいだろうに。
何枚もある長袖シャツがハンガーにぶら下がったまま出番がない。
最近TVで言っていたが、日本は四季がなくなり、
二季になるという。
暑い!寒い!以上。
季節がそんなことでいいのだろうか。
今週から全国的に秋らしい気温になっていくと気象予報士は言っている。
今日は10月20日、福岡は最高気温24度。
ようやく気温が下がってきた。と言っても10月の気温ではない。
この時期はちょっと肌寒いくらいであってほしい。
だってあと10日もすれば11月だぞ。
そろそろ、ふろふき大根が食べたくなる季節だ。
我が家は寒くなってくると、ふろふき大根をよく食べる。
大根を出汁で炊くだけ。なんてシンプルなんだ。
そして、ピーマン味噌をつけて食べる。
ピーマン味噌とは、福岡の郷土料理らしい。
NHKの朝の連続ドラマの「おむすび」では、序盤に
福岡の糸島が舞台であったが、母親役の
麻生久美子さんが「ピーマン味噌」が大好きになって自分で
作るようになったと話していた。
その時に福岡の郷土料理と言っていた。
多分、いろんな地域でもピーマン味噌はあると思うが、
うちでもよく食べるので福岡の郷土料理なのだろう。
とにかく美味しい。我が家はあきさんのお母さんが作ってくれるので
冷蔵庫にはいつも「ピーマン味噌」が入っている。
ふろふき大根につけて食べると、これもまた「しみじみ、おいしい」のだ。
おでんの大根とはまた違って、出汁が染みているわけではないが、
ホクホクして大根の甘みがあって、これだけで日本酒がいける。
あっさりした大根にピーマン味噌の相性がよく、いい仕事をしてくるのだ。
そもそもふろふき大根の「ふろふき」ってどういう意味?
ふろふきとは、風呂吹きのことで、
蒸し風呂で体を温め、垢を取るために息を吹きかけてこと。
大根の熱々を「ふうふう」と冷ましながら食べる様子が似ていたことから
ふろふき大根になったという説があるそうだ。
まだ体擦りタオルがなかった時代なのだろう。
すごいところから名前を持ってくるもんだ。
当時は、「風呂吹き」って言葉が頻繁に使われていたんだろう。
寒くなってくると食べたくなる料理「ふろふき大根」とピーマン味噌の話でした。

