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土地が味を決める。

皿うどんのために作られた金蝶ソースは、長崎で生まれた。

九州はシュガーロード(長崎街道)の影響で料理は比較的甘めの味付けが多い。

九州の醤油は甘い。とよく言うが、それは海外(ポルトガルやオランダ)から伝わったお菓子づくりから派生している。江戸時代。海外から長崎に入ってきた砂糖は、長崎街道を通って全国に運ばれていた。九州は砂糖が手に入りやすく、醤油に砂糖を入れていたから、九州の醤油は甘めだと言われている。

ちなみに鹿児島はサトウキビがあるから。

そんな甘めの味付け文化もあってか、皿うどんにかけるあんは甘め。

だから、後からかけるこの金蝶ソース(ウスターソース)のほのかな酸味と辛味との相性が良い。

あれ?しかし、なんでウスターソースなん?っと思いませんか?

僕も最初はなんで?醤油でいいやん。と思っていたけど、金蝶ソースのホームページを見るとそこには、理由がありました。金蝶ソースを作った醤油店は当時、旧外国人居留地にあって、イギリスの方達がたくさん在中していたんだとか。ウスターソースの本場であるイギリスの影響を受けて、中華の皿うどんのために日本人が作ったソース。まさに長崎らしい文化のコラボ。

皿うどんを最後まで飽きさせないために作ったそうです。

今で言うところの「味変」用ソースですね。

確かに、味変が醤油だと、おそらく味が濃くなるだけで飽きそうだけど

ウスターソースだと、酸味と辛味があるので食べやすくなる。そのあたり研究したんでしょうね。

YUZUGOでは「おいしいは、後から足せる」と言っています。

YUZUGOも食べることを飽きさせないための調味料でもあります。

柚子の香りと酸味、唐辛子の辛味がYUZUGOによってプラスされて、また食べたくなる。

食欲を掻き立てるものです。

食が生まれるきっかけは、その土地で色々ありますね。

後から思えば、どれも些細な偶然が重なり、生まれるべくして生まれたんでしょうね。

YUZUGOもいろんなご縁の中で生まれました。

ほんと、ありがたいなぁ。ちなみに、皿うどんにもYUZUGOは合うので、お試しを。